【あの名言は何話?】南波六太の名言・名シーンを宇宙兄弟の掲載巻ごとに紹介

akane

宇宙兄弟は2007年に『モーニング』(講談社)にて連載開始した小山宙哉氏による宇宙を題材にした漫画です。

この記事では漫画 宇宙兄弟を10年以上前から全巻購入し続けているあかねが南波六太に関する個人的に印象に残った名言、シーンを紹介いたします。

主に宇宙兄弟を読んだことがあり、南波六太の「好きなシーンが何巻の何話で出てくるのか知りたい」方や「名言をさっくり知りたい」、「名言を見返してやる気を出したい」という方はぜひご覧ください。

漫画アプリでピンポイントにそこだけ読みたいという方もいらっしゃると思いますので、第何話で登場するかも記載をしております。

こんな人に読んでほしい
  • 南波六太の好きな名言・シーンが何巻に出てくるのかを思い出したい
  • 南波六太の名言などをさっくり知りたい
  • 南波六太の名言を見てやる気を出したい

1巻#1 兄とは常に弟の先を行ってなければならない

兄とは常に弟の先を行ってなければならない それが兄としての務め

-1巻#1 弟ヒビトと兄ムッタより-

宇宙兄弟1巻第1話に出てきます。 男兄弟の方はこの言葉がとても印象に残るのではないでしょうか。

私も弟がいる長男ですが、「弟を引っ張っていく。弟の目標になる。」を無意識に行なっていたことを教えてくれる言葉でした。

2巻#17 俺にも その時が来た

ISSが見られるこの1〜2分間に 私は何度も救われてきた もうボロい船なのに まだ現役で働いている それぞれの覚悟を乗せたまま 日々人も 父ちゃんも母ちゃんも すげぇノンキに見えるけど 実はあれで覚悟ができてるんだ もう飲み込んじゃってるんだ 俺にも その時が来た

-2巻#17 それぞれの覚悟より-

宇宙飛行士は宇宙へ行く前に遺書を書くことを知っていたムッタですが、いざ弟が書いたものを目にすると不意をつかれてしまいました。 父と母に話をするももすでに覚悟ができている様子。 子どもの頃からの習慣であるISS(国際宇宙ステーション)の観察をしながら日々人の死の可能性を受け入れようとしています。

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3巻#21 死ぬまでに宇宙に行けないってのは もっと嫌だ

死ぬまでに宇宙に行けないってのは もっと嫌だ

-3巻#21 最後の部屋より-

少し前まではシャロンに相談をしているように、宇宙飛行士になる事を悩んでいたムッタ。最後の部屋で自分の気持ちを今一度確認し、宇宙飛行士になるための決意をするシーンです。

4巻#33 グリーンカード もらった?

正直者のやっさんに1コ質問 グリーンカード もらった?

-4巻#33 グリーンカードより-

やっさんに発令されたグリーンカードは1日20秒以上アラームを鳴らすというもの。夜間にアラームが鳴ったため、皆は起きて原因を突き止めようとします。

そこでムッタはジェニファーに教えてもらったグリーンカードのことを思い出し。やっさんに質問したシーンです。誰にも話すことができないことから、やっさんは「それだけは答えられへん」と回答。ムッタはその回答から福田さんにもカードが出ていることがわかり、福田さんと無事握手を交わすのでした。

4巻#34 悪いのはJAXAだ!

悪いのはJAXAだ!

-4巻#34 手に手をより-

グリーンカードがメンバーに出ていることを知ったムッタ。そんな中せりかさんに食糧不足を告白されます。 ムッタはこれもグリーンカードによる極秘指令だと勘違いをし、この名言(?)が誕生したのでした。

以降、ムッタは食糧不足がJAXAの指令だと思い続け、自分に極秘指令が出る前にカードが原因と思われる事象が5つ(時計の破損、アラーム、トイレの水漏れ、お米のばら撒き、食糧不足)発生したことから、誰かが2回カードをもらっているのでは?と考えるまでに至りました。

5巻#39 誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?

この5人はまあ…アレだ みんなジャンケンみたいなもんだ グーみたいな奴がいて チョキみたいな奴もいて パーみたいな奴もいる 誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?

-5巻#39 グーとチョキとパーより-

「宇宙飛行士にふさわしい者2人」を選ぶ際に、他に比べて「弱み」を持っている人が2人いました。 近い将来なくなることが決まっているISSへの搭乗を希望するせりかさん。54歳と他の受験者よりも高齢で、宇宙飛行士としての未来が短い福田さんです。

しかしムッタは誰もが宇宙飛行士にふさわしいと思うことから、それぞれの強みと弱みをジャンケンに例えたのです。 結果、最終試験の行われるアメリカヒューストン行きを決めたのは、ジャンケンに勝った新田とせりかさんでした。

5巻#48 弟を応援してやること それが私の仕事だ

弟を応援してやること それが私の仕事だ

-5巻#48 マッハの弟より-

最終試験までの間、せりかさんやケンジは自分の仕事をちゃんとやっているのに対し、自身はアポとたわむれながらただ待つしかないと落ち込むムッタ。

しかしヒビトが運転するT-38のジェット機が上空を通過するのを見て「今は弟を応援することが自分の仕事である」と再認識するのでした。

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6巻#49 南波…ヒビトォーー!

南波…ヒビトォーー!

-6巻#49 筋トレ兄より-

最終面接までの間、日々人を応援することと併せて自分自身を高めるために筋トレを始めたムッタ。

オジーと行うスクワットトレーニングでは、目指すべき「歴代宇宙飛行士」の名を言いながら行いました。数々の宇宙飛行士の名前を挙げる中、最後に南波日々人の名前もしっかり叫ぶのでした。

6巻#51 一番なりたがっているのは俺です。

(宇宙飛行士に)一番ふさわしいと思うのはケンジです。でも一番なってほしいと願うのはせりかさん、ところが実は一番なりたがっているのは俺です。

-6巻#51 今日、ちょうど今より-

現役宇宙飛行士紫三世からの「一番宇宙飛行士にふさわしいと思うのは誰だ?」の質問に対してのムッタの回答です。

ヒューストンでの最終面接を終えた翌日の夜には現役宇宙飛行士たちとの食事会がありました。なんと宇宙飛行士としての評価が行われるのは、こっちの食事会。最終面接の役割は「これで全て終わった」と思わせることで、この食事会で、「素」の姿が評価されるのでした。

6巻#52 本当は死ぬ覚悟…

本当は死ぬ覚悟…できていないです

-6巻#52 一つの質問より-

こちらも現役宇宙飛行士との食事会で吾妻滝生からの「死ぬ覚悟はあるか?」の質問に対してのムッタの回答です。

最初は「覚悟はある」と答えたムッタですが、本当は「ギリギリまで生きたいと思いそうです」と回答を変更。吾妻自身もブライアン・ジェイにこの質問をされ「死ぬ覚悟はありません。考えるなら生きることを考えます。」と回答していました。 ブライアンからは「Noと言える奴がいたらそいつは信じていい」と教わり、ムッタへも問いかけたのです。

ちなみにヒビトにも同じ質問をしており、「死ぬ覚悟は全くないです」と回答しています。

6巻#53 俺にとっては大事な物だ

中身はただのDVD-Rだが 俺にとっては大事な物だ

-6巻#53 クルー参上より-

宇宙に行く直前のヒビトへDVD-Rを渡すシーンです。

このDVDーRの中身はヒビトがムッタの誕生日に撮影した手作りUFOが撮影された「ドーハのきせき」。 「UFOを見たなら証拠を見せろ」と友人にイジメられているムッタを思い撮影したのでした。

「大事なのになんで月に置いてくるんだよ」とのヒビトの問いに対し、ムッタは「数年後に必ず自分の手で持って帰るためだ。」と決意を言葉にするのでした。

7巻#64 それがどっちか 今わかった 両方だ

ずっと知りたかったことがある ”日々人が月に降りた時” 私の顔は笑っているだろうか それとも泣いているだろうか それがどっちか 今わかった 両方だ

-7巻#64 知りたかったことより-

ヒビトがとうとう月に着地した際のムッタの心情が表現されているシーンです。

#56では、兄の先を歩くヒビトに対して“誇り”と“嫉妬”の感情が五分五分であると言っていたムッタでした。しかし、実際に弟が夢を実現させた時、兄として湧き出た感情は喜びと感動。

夢に向かって努力していた弟を間近で見ていた兄にとって、弟の夢の実現は我が事のように嬉しかったのですね。

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8巻#73 飲み屋のトイレで友がくれた11件目のメールを読んだ時だ

日々人…お前はいつ実感した? 自分が宇宙飛行士に選ばれたってことを 合格の電話があった時か?それとも記者会見でフラッシュを浴びた時か? 俺は 飲み屋のトイレで友がくれた11件目のメールを読んだ時だ

-8巻#73 11件目のメールより-

ムッタが宇宙飛行士になったことを実感した時の言葉です。

合格が決まった後、すぐに記者会見と祝賀会が開催されました。その間、3次試験の試験仲間であったやっさんからムッタ宛にはリアルタイムでメールが届いていました。

その11通目には「合格おめでとう」ということ、やっさん自身も今後も宇宙に行くことを目指し続けることが記されています。 目まぐるしく過ぎていく1日の中で、宇宙飛行士になったという実感がなかったムッタでしたが、この11通目のメールを読んだ時、自分が宇宙飛行士に選ばれたということを実感したのでした。

9巻#85 ありがとうございます ありがとうございます

ありがとうございます ありがとうございます

-9巻#85 ピースより-

ヒビトが無事だったことをJAXA職員に教えてもらった際にムッタが発した言葉です。

ヒビトの安否がわからない間、マイナスのことを考えないようにして平然を装っていたムッタ。 しかしヒビトの無事が分かると一転、今にも泣き出しそうな顔でお礼を伝えていました。

兄としてヒビトのことを本当に心配していたことがよくわかる場面でした。

9巻#87 そしたら俺は 何をすんのか もう決まっている

シャロンがあの星の姿を見たがってて 望遠鏡をつくろうとしている そしたら俺は 何をすんのか もう決まっている

-9巻#87 シャロンより-

シャロンから月面望遠鏡の話を聞いた時のムッタの言葉です。

天文学者であるシャロンは遥かに遠い深宇宙を見ることができるため、月面望遠鏡を設置しようと計画を進めていることをムッタに告げます。 設置の目的には、死別した夫金子進一博士が「シャロン」の名をつけてくれた小惑星をより具体に見ることができるという個人的ですがとても素敵な願いも秘められていたのでした。

その願いを聞いた幼少期のムッタは「俺が月に行ってシャロン望遠鏡を建てる」と約束しており、現在もなお覚えているのでした。

自分が宇宙飛行士になった目的を再確認したムッタ。目標が明確であれば、あとは目標に向かって突き進むだけですね。

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10巻#97 この訓練で誰より1位を目指していたのは新田だろ

この訓練で誰より1位を目指していたのは新田だろ その新田が順位よりも今大事なもんがあるっていうんなら…そっちを優先すべきなんだろうなって思っただけだ

-10巻#97 ニッタとムッタより-

訓練途中に新田が紛失した携帯電話を新田と共に探しに行く時のムッタの言葉です。

引きこもりの弟からの電話に出るために新田は携帯電話を持つことを特別に許可されていましたが、それを途中で紛失してしまいました。 いつも冷静な新田が動揺していることに気づいたムッタは夜に2人で携帯電話を探しに行くことに決めます。

貪欲に1位を目指す新田の姿を見ているムッタだからこそ「一緒に携帯を探しに戻る」という行動に出たのですね。

11巻#101 一位と最下位との差なんて大したことねーんだよ

一位と最下位との差なんて大したことねーんだよ ゴールすることとしないことの差に比べりゃ

-11巻#101 ゴールまでより-

サバイバル訓練時のムッタの言葉です。

前の晩、新田と携帯を探しに戻った無理が祟り、翌日の最終日にムッタは熱を出してしまいます。 教官からはリタイアするか、続行するかを迫られた中、ムッタはゴールまで歩くことを決意。仲間のサポートやローリーの日本語Tシャツに支えられ、ゴールまで辿り着くのでした。

順位ももちろん大事ですが、それよりも物事を諦めず最後までやり遂げることの方が大事だと言うことを教えてくれる言葉ですね。

また、この時に新田が「南波の荷物は俺が全部持つ」という場面があります。携帯探しを通して、新田とムッタの関係がより良いものになっていることが感じられるシーンでした。

11巻#104 だけど失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだ

いい素材を使っているモノがいいモノとは限らねえんだ だけど失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだ

-11巻#104 酒の約束より-

ローバーを作成している時のムッタの言葉です。

サバイバル訓練から引き続き、キャンサットの打ち上げ大会に出場することとなったアスキャンたち。 E班も作成に取りかかりますが、そこでムッタはローバーを2機作成できるようにすることを提案します。

元技術者としての経験から「いい素材を使って作るモノ」よりも「何度も失敗を繰り返し、それを乗り越えて完成したモノ」の方が良いものであるとわかっていたからです。

11巻#107 俺の敵はだいたい俺です

俺の敵はだいたい俺です

-11巻#107 本気の失敗より-

ビンスさんに「あなたの敵は誰ですか」と言う問いに対するムッタの答えです。

ピコに飲み会に誘われたムッタは、同席するビンスさんの車で店へ向かうことに。その車中でビンスさんから質問をされたのでした。 それに対しムッタは、「自分の夢をさんざん邪魔して足を引っ張り続けたのは俺でした」それを気づかせてくれたのがシャロンと言うビンスさんが嫌いだと言っていた職業の天文学者だと語ります。

事あるごとに理由をつけて新しいことを始めるのが遅い私にとっては大変共感が持てるムッタの言葉でした。

ちなみに…飲み会の際、いつもビンスさんは車でお店まで向かっていますが、「帰りは飲酒運転?」と思いアメリカの法律についても調べてみました。 日本では、血中アルコール濃度が0.03%(0.3mg/mL)で飲酒運転になるのに対し、アメリカの多くの州は血中アルコール濃度0.08%(0.8mg/mL)以上が飲酒運転となるようです。日本よりも飲酒運転のハードルは低いのですね。

11巻#107 本気の失敗には価値がある

本気でやった場合に限るよ 本気の失敗には価値がある

-11巻#107 本気の失敗より-

ビンスさん・ピコとお酒を飲んでいた時のムッタの言葉です。

「本気の失敗には価値がある」と言うムッタの言葉にビンスさんとピコは事故死した共通の友人リックを思い出すのでした。 幼少期、3人でロケット作りに没頭していた時、同じことをリックが常々言っていたからです。

アメリカの発明王エジソンも『私は失敗したことはない。うまくいかないやり方を10,000通り見つけただけだ。』と言う名言を残しています。 「失敗」という言葉はどうしてもマイナスなイメージがありますが、本気で物事に取り組んで思うような結果が得られなかった場合、それは失敗ではなく、この方法ではうまくいかないという「発見」と考えれば気持ちは楽になりますね。

もちろん「本気」である必要はありますが。

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12巻#119 それでも彼女は笑っていた

あと数ヶ月でシャロンは大好きなピアノも弾けなくなってしまう そのことを医師から告げられているはずなのに それでも彼女は笑っていた

-12巻#119 それでも彼女は笑っていたより-

ALSが診断されたシャロンをムッタが見送る時のシーンです。

医師からALSという重い病気を伝えられたシャロン。ALSはせりかさんの父親が亡くなった病気と同じものでした。

シャロンの病気が気になり、テストに身が入らず追試になったムッタとは違い、シャロンは常に笑顔を絶やしませんでした。 数ヶ月で大好きなピアノを弾けなくなる可能性が高いことを知りながらもシャロンは前を向き続けたのです。

生きていく中で、想像していなかった様々な困難が発生しますが、シャロンのようにどんな困難が目の前に現れても、前を向けるような人間になりたいですね。

13巻#128 デニール・ヤングとの日々が”心のノート”にメモられた

エンリョなきフルスイングで水がはじけたのと同時に デニール・ヤングとの日々が”心のノート”にメモられた

-13巻#128 ラストヤングより-

ヤンじいが現役を引退するシーンです。

最後の教え子であるムッタの訓練が終了したら引退を決めていたヤンじい。 2027年6月20日とうとうその日が来ました。 128話は一気に半年の年月が経ちますが、その間、ヤンじいとムッタは苦楽を共にし、師弟関係が結ばれているのがわかります。

引退式では水かけを行うしきたりがあり、ヤンじいは「引退式でぶちまける”水の勢い”は退く者への”感謝の大きさ”に比例する」とムッタに最後の教えを伝え、ムッタは力一杯のフルスイングでヤンじいへ水をかけるのでした。

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最後に

以上、宇宙兄弟の南波六太に関する名言・印象に残ったシーンを紹介しました。

1巻から順にまとめているため、途中までとなりますが、随時追加をして行きます。

ABOUT ME
あかね
あかね
千葉県出身のとんぼの子。 妻と共に日々育児に奮闘中。 好きなものは野球、子どもとお出かけすること、感動する動画、映画、漫画を見ること。
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