【宇宙兄弟】心のノートにメモした名言・シーン【12巻〜13巻】
宇宙兄弟は2007年に『モーニング』(講談社)にて連載開始した小山宙哉氏による宇宙を題材にした漫画です。
この記事では漫画 宇宙兄弟を10年以上前から全巻購入し続けているあかねが12〜13巻の中で、個人的に印象に残った名言、シーンを紹介いたします。
主に宇宙兄弟を読んだことがあり、「好きなシーンが何巻の何話で出てくるのか知りたい」方や「名言をさっくり知りたい」、「名言を見返してやる気を出したい」という方はご覧ください。
漫画アプリでピンポイントにそこだけ読みたいという方もいらっしゃると思いますので、第何話で登場するかも記載をしております。
- 宇宙兄弟を読んでいたが、好きなシーンが何巻に出てくるのかを思い出したい
- 宇宙兄弟の名言などをさっくり知りたい
- 宇宙兄弟の名言を見てやる気を出したい
- 12巻〜13巻の心のノートにメモした名言・シーン集
- 【ピコ・ノートン】あんたは命をかける側の気持ちを知ってくれ ってか
- 【ピコ・ノートン】ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ
- 【金子 シャロン】あなたたちはきっとそんな素敵な兄弟になる
- 【南波 六太】それでも彼女は笑っていた
- 【金子 シャロン】It’s a piece of cake
- 【デニール・ヤング】ワシについてこれるなら
- 【デニール・ヤング】今のは”心のノート”にメモっとけ
- 【デニール・ヤング】コントロールが出来る限り 自由に飛び回るだけだ
- 【デニール・ヤング】どーせやるならその道も一流を目指そうぜ
- 【南波 六太】デニール・ヤングとの日々が”心のノート”にメモられた
- 【星加 正】ようやく並びましたね この兄弟
- 最後に
- 宇宙兄弟の名言に関連する記事
12巻〜13巻の心のノートにメモした名言・シーン集
【ピコ・ノートン】あんたは命をかける側の気持ちを知ってくれ ってか
命を預かる技術者の気持ちを知れと言うなら あんたは命をかける側の気持ちを知ってくれ ってか
ピコ・ノートン
-12巻#113 日々人を待つ人々より-
キャンサットの打ち上げ大会が終わり、飲み屋でピコが回想するシーンです。
大会終了後、E班は「いずれあんたの手がけた帰還船で 地球に帰ってくる宇宙飛行士だから覚えていてくれ」と”ピエコ”をピコに預けます。 E班は大会を通して裏方としてNASAや技術者など”支える側の人たちがやってきた仕事”を体験し、どのような気持ちで仕事をしているのかを実感しました。
そのため、支える側のピコにも”支えられる側の人たち”の気持ちを知ってもらいたいと思ったのです。
ここからピコは、不安を紛らわせるために常に飲んでいたアルコールを手放します。
ピコの”決意のスイッチ”がオンになった瞬間でした。
【ピコ・ノートン】ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ
ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ 仕事が無事に終わった後に”緩める”ためだ
ピコ・ノートン
-12巻#114 それぞれの帰還より-
ヒビトたちが帰還する日のピコのセリフです。
作品に登場した当初から無精ヒゲが生えていて、清潔感を感じさせないピコでしたが、決意のスイッチがオンになり、ヒビトの帰還日当日には、髭を剃り、髪を整え、ネクタイを締めるなどいつもとは違う様子。
子どもたちからも「気持ち悪い」と言われる始末ですが、ネクタイを締める理由を問われた時にこの名言が生まれました。
私も社会人になりたての頃、帰宅してネクタイを緩めるときはよくこのシーンを思い出したものです。
【金子 シャロン】あなたたちはきっとそんな素敵な兄弟になる
あたなにはお兄ちゃんを引っぱって行く程の力がある あなたがいつも兄の前にいて 先へ進み続けていれば 兄はあなたに引っ張られて前進できるわ もしもあなたが止まってしまったらその時はきっと 後ろから兄があなたの背中を押してくれる あなたたちはきっとそんな素敵な兄弟になる
金子 シャロン
-12巻#115 予感より-
地球への帰還後にヒビトが見た夢の中でシャロンが言っていた言葉です。
宇宙から地球に帰ってくると地球の1Gに慣れるまでの間、ひどい眠気に襲われるようです。 早速眠ってしまったヒビトは夢の中で、シャロンの夢を見ます。
無邪気な様子で先を行き、兄を引っ張ってくれる弟、その弟が止まってしまった際にはそっと後ろから弟の背中を押す兄。
ムッタとヒビトはずっとこの関係でお互いを支え合いながら人生を歩んできたのですね。弟先行型の理想の兄弟像が表現されていました。
【南波 六太】それでも彼女は笑っていた
あと数ヶ月でシャロンは大好きなピアノも弾けなくなってしまう そのことを医師から告げられているはずなのに それでも彼女は笑っていた
南波 六太
-12巻#119 それでも彼女は笑っていたより-
ALSが診断されたシャロンをムッタが見送る時のシーンです。
医師からALSという重い病気を伝えられたシャロン。ALSはせりかさんの父親が亡くなった病気と同じものでした。
シャロンの病気が気になり、テストに身が入らず追試になったムッタとは違い、シャロンは常に笑顔を絶やしませんでした。 数ヶ月で大好きなピアノを弾けなくなる可能性が高いことを知りながらもシャロンは前を向き続けたのです。
生きていく中で、想像していなかった様々な困難が発生しますが、シャロンのようにどんな困難が目の前に現れても、前を向けるような人間になりたいですね。
【金子 シャロン】It’s a piece of cake
It’s a piece of cake
金子 シャロン
-13巻#120 一切れのケーキより-
ムッタからの「僕はいざという時役にも立たないダメ人間です」を英語で言うと?の問いにシャロンが答えた言葉です。
直訳すると「ケーキ一切れ分」と言う意味になり、ムッタはそれを「ケーキ一切れ分の価値しかないダメ人間」と言う風に理解します。 しかし本当の意味は”楽勝だよ”。
いつもマイナス思考であったムッタに、シャロンは前向きなの意味の英語を教えるのでした。
【デニール・ヤング】ワシについてこれるなら
ワシについてこれるなら 他の奴の1.5倍早く仕上げてやる
デニール・ヤング
-13巻#122 車イスのパイロットより-
教官パイロットのデニール・ヤングの言葉です。
筆記テストで最低点を取ったムッタは追試を受けた後、ヒビトの打ち上げ時を共にしたデニール・ヤングに再会します。 ヒビトにT-38の操縦を教えたのもこの「ヤンじい」でした。
同期よりも遅れていることに焦っているムッタ。その時にヤンじいが放ったこの言葉に「ヤンじいカッコいい!同期よりも早く操縦が上手くなるのでは!?」とワクワクしました。
【デニール・ヤング】今のは”心のノート”にメモっとけ
飛行機前のチェック作業は気を抜くなムッタ 事故った時整備士に責任を押し付けるのはパイロットの恥っちゅうもんだ 今のは”心のノート”にメモっとけ
デニール・ヤング
-13巻#123 二つのノートより-
ムッタが初めてT-38に乗る前にヤンじいが言った言葉です。
ヤンじいの名言「心のノートにメモっとけ」が初めて登場するシーンですね。
事故があった時に整備士に責任を押し付けるのはパイロットの恥とムッタに説くヤンじい。 これは仕事にも通じる言葉で、人に頼んでやってもらった仕事があったとしても、それを活用する前に必ず自分でもチェックをすること。と読み替えることができます。
私もしっかり心のノートにメモりました。
【デニール・ヤング】コントロールが出来る限り 自由に飛び回るだけだ
ワシらは死ぬまで生きるだけだ コントロールが出来る限り 自由に飛び回るだけだ
デニール・ヤング
-13巻#124 手紙より-
飛行訓練中でのヤンじいの言葉です。
遺伝で脚が動かなくなったり、不治の難病に突然かかる可能性があったり、コントロールできないこともあるというムッタの言葉に対して、ヤンじいは、冒頭の話をします。
人生をコントロールをする、自由に飛び回るという考え方を私はしたことがなかったため、とても印象に残りました。
【デニール・ヤング】どーせやるならその道も一流を目指そうぜ
ワシには一流の宇宙飛行士になる方法などわからんし 教え方も知らん だが…一流のパイロットになる方法なら教えられる やれるところまでやって何か見つけろよムッタ どーせやるならその道も一流を目指そうぜ
デニール・ヤング
-13巻#125 一流のパイロットより-
訓練の休憩中、ヤンじいがムッタに対して言った言葉です。
宇宙飛行士になろうとしているムッタは「一流のパイロットにまでなる必要はない」と考えます。 しかし、それに対しヤンじいは、「やれるところまでやって何かを見つけろ」「どーせやるならその道の一流を目指そう」とムッタに説くのでした。
仕事や生活をしていく上で、「これは何の役に立つのだろう」と考えたり、任された業務に対し「何故これを私がやらないといけないのだろう」と考える時があるかと思います。
どんな時も「その道の一流」を目指すつもりで取り掛かると新たなアイデアや発見があるかもしれません。
せっかく自身の時間を使うのですから、何事も「一流」を目指さないともったいないですね。
【南波 六太】デニール・ヤングとの日々が”心のノート”にメモられた
エンリョなきフルスイングで水がはじけたのと同時に デニール・ヤングとの日々が”心のノート”にメモられた
南波 六太
-13巻#128 ラストヤングより-
ヤンじいが現役を引退するシーンです。
最後の教え子であるムッタの訓練が終了したら引退を決めていたヤンじい。 2027年6月20日とうとうその日が来ました。 128話は一気に半年の年月が経ちますが、その間、ヤンじいとムッタは苦楽を共にし、師弟関係が結ばれているのがわかります。
引退式では水かけを行うしきたりがあり、ヤンじいは「引退式でぶちまける”水の勢い”は退く者への”感謝の大きさ”に比例する」とムッタに最後の教えを伝え、ムッタは力一杯のフルスイングでヤンじいへ水をかけるのでした。
【星加 正】ようやく並びましたね この兄弟
ようやく並びましたね この兄弟
星加 正
-13巻#129 日々人に並ぶより-
宇宙飛行士となったムッタとヒビトの肖像写真が並んでいるのを見たときの星加さんの言葉です。
訓練を無事終了し、宇宙飛行士を名乗ることが許された5人。 NASAからJAXAへ5人の肖像写真が送られました。
5人の写真を順不同で飾ろうとする若手職員に対し、星加さんは「適当にかざるもんじゃないよ」とムッタの写真を渡します。
若手職員が写真を飾るとそこには、宇宙飛行士のヒビトとムッタの肖像写真が並ぶのでした。
最後に
今回は宇宙兄弟の12〜13巻の中から個人的に印象に残ったシーンを取り上げました。
キャンサットの訓練が終了し、ヒビトの帰還、シャロンのALSの診断、デニール・ヤングとのT-38の飛行訓練開始と今回もみどころ盛りだくさんの会となりました。
次回は14巻以降をご紹介したいと思います。