【宇宙兄弟】心のノートにメモした名言・シーン【3巻〜5巻】
宇宙兄弟は2007年に『モーニング』(講談社)にて連載開始した小山宙哉氏による宇宙を題材にした漫画です。
この記事では漫画 宇宙兄弟を10年以上前から全巻購入し続けているあかねが3〜5巻の中で、個人的に印象に残った名言、シーンを紹介いたします。
主に宇宙兄弟を読んだことがあり、「好きなシーンが何巻の何話で出てくるのか知りたい」方や「名言をさっくり知りたい」、「名言を見返してやる気を出したい」という方はご覧ください。
漫画アプリでピンポイントにそこだけ読みたいという方もいらっしゃると思いますので、第何話で登場するかも記載をしております。
- 宇宙兄弟を読んでいたが、好きなシーンが何巻に出てくるのかを思い出したい
- 宇宙兄弟の名言などをさっくり知りたい
- 宇宙兄弟の名言を見てやる気を出したい
3巻〜5巻の心のノートにメモした名言・シーン集
【金子 シャロン】悩むならなってから悩みなさい
悩むならなってから悩みなさい
金子 シャロン
-3巻#19 スタートより-
ムッタが三次試験を受験する前に自分はなにも持っていないのにここまできてしまったことを悩み、シャロンへ相談するシーンです。
この言葉が響いた方も多いのではないでしょうか。 私も物事を実施する時、熟考してから決断をすることがしばしばあります。
実施することでマイナス面はどんなことがあるか、どんなマイナスなことが発生するかということを考えていくとどんどん行うことが恐くなり、踏み出すことができなくなってしまいます。
そんな時はこの言葉を思い出すことで「とりあえずやってみよう。問題点が出てきた時はその時に悩もう」と背中を後押ししてもらえます。
【南波 六太】死ぬまでに宇宙に行けないってのは もっと嫌だ
死ぬまでに宇宙に行けないってのは もっと嫌だ
南波 六太
-3巻#21 最後の部屋より-
少し前まではシャロンに相談をしているように、宇宙飛行士になる事を悩んでいたムッタ。最後の部屋で自分の気持ちを今一度確認し、宇宙飛行士になるための決意をするシーンです。
【古谷 やすし】福田さんの新しいメガネを用意してください。
福田さんの新しいメガネを用意してください。 お願いします。
古谷 やすし
-3巻#28 やっさんより-
閉鎖空間での生活中、やっさんが福田さんのメガネを誤って踏み、壊してしまいます。
やっさんは「自分は悪くない」、「紙より薄っぺらいものは心にもない言動」と主張しますが、メガネを踏んだ際の足の裏に感触は残り続けます。
その後、福田さんの試験への覚悟を知り、管制に対して「福田さんの新しいメガネを用意してください。 お願いします。」の言葉をカメラ越しに伝えると、足の裏の感触は無くなりました。 やっさんの成長を感じられた印象的なシーンですね。
【福田 直人】その時は握手でもしよう
その時は握手でもしよう
福田 直人
-4巻#31 謎Aと謎Bより-
閉鎖空間試験でとうとうグリーンカードが使われます。
福田さんが時計を壊しているのを見たムッタはなぜ時計を壊したのか理由を尋ねます。しかし福田さんは理由を明かさず、「その時は握手でもしよう」の一言だけ。
後にわかりますが、グリーンカードは他言無用の極秘指令。福田さんは気付いてほしい反面言葉にすることができなかったことから、このように発言したのですね。
【南波 六太】グリーンカード もらった?
正直者のやっさんに1コ質問 グリーンカード もらった?
南波 六太
それだけは答えられへん
古谷 やすし
-4巻#33 グリーンカードより-
やっさんに発令されたグリーンカードは1日20秒以上アラームを鳴らすというもの。夜間にアラームが鳴ったため、皆は起きて原因を突き止めようとします。
そこでムッタはジェニファーに教えてもらったグリーンカードのことを思い出し。やっさんに質問したシーンです。誰にも話すことができないことから、やっさんは「それだけは答えられへん」と回答。ムッタはその回答から福田さんにもカードが出ていることがわかり、福田さんと無事握手を交わすのでした。
【南波 六太】悪いのはJAXAだ!
悪いのはJAXAだ!
南波 六太
-4巻#34 手に手をより-
グリーンカードがメンバーに出ていることを知ったムッタ。そんな中せりかさんに食糧不足を告白されます。 ムッタはこれもグリーンカードによる極秘指令だと勘違いをし、この名言(?)が誕生したのでした。
以降、ムッタは食糧不足がJAXAの指令だと思い続け、自分に極秘指令が出る前にカードが原因と思われる事象が5つ(時計の破損、アラーム、トイレの水漏れ、お米のばら撒き、食糧不足)発生したことから、誰かが2回カードをもらっているのでは?と考えるまでに至りました。
【真壁 ケンジ】しょうがない かぺるしかないな!
しょうがない かぺるしかないな!
真壁 ケンジ
-4巻#36 かぺ!けんじ!より-
ケンジが所属するB班は、頭脳明晰のメンバーが集められており、それぞれ個性があることからなかなかチームがまとまりません。
チーム仲が良くない状況でグリーンカードが発令され、ケンジを犯人だと疑う溝口はケンジに対し、試験の辞退を提案。 「本当に辞退してやろうか」と後ろ向きな考えがよぎってしまうそんな時、ケンジは娘フウカが「かぺ」と言っていることを思い出します。
かぺとはまだ発語が乏しいフウカが言う「頑張れ」のこと。その言葉をフウカが理解して使っていたことに気づき、応援してくれる家族のために頑張ろうと再びケンジの闘志に火がつきました。
真壁がかぺったことにより、最後は手島、北村らと趣味の話に花を咲かせ、見事チームの良い雰囲気を作ることができたのでした。
【金子 シャロン】「どっちが楽しいか」で決めなさい
迷った時はね 「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ 「どっちが楽しいか」で決めなさい
金子 シャロン
-5巻#39 グーとチョキとパーより-
閉鎖空間での試験は終了間近となり、各班は「宇宙飛行士にふさわしい者2人」を選ばなくてはなりません。 選ぶ方法を決めかねているA班。ムッタも良い選び方がないかを考えている時、シャロンのこの言葉を思い出しました。
楽しかった閉鎖空間での2週間を「楽しい5人」のままで終わりたいと思ったムッタはみんなに「ジャンケンで決めよう」と提案するのでした。 生きていく上で選択する時は何度も訪れます。そんな時は「どっちが楽しいか」で選んでみると例えその選択が失敗だったとしても後悔は少ないのではないのでしょうか。
【南波 六太】誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?
この5人はまあ…アレだ みんなジャンケンみたいなもんだ グーみたいな奴がいて チョキみたいな奴もいて パーみたいな奴もいる 誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?
南波 六太
-5巻#39 グーとチョキとパーより-
「宇宙飛行士にふさわしい者2人」を選ぶ際に、他に比べて「弱み」を持っている人が2人いました。 近い将来なくなることが決まっているISSへの搭乗を希望するせりかさん。54歳と他の受験者よりも高齢で、宇宙飛行士としての未来が短い福田さんです。
しかしムッタは誰もが宇宙飛行士にふさわしいと思うことから、それぞれの強みと弱みをジャンケンに例えたのです。 結果、最終試験の行われるアメリカヒューストン行きを決めたのは、ジャンケンに勝った新田とせりかさんでした。
【南波 長介】ケーキの角度は日頃の働きに比例する
ケーキの角度は日頃の働きに比例する
南波 長介
-5巻#44 親父と息子とムッタクロースより-
南波家の父親、長介の名言がここで登場しました。 ムッタの3次試験合格を祝うケーキにも関わらず、ケーキの角度が父45度、母90度なのに対してムッタはなんと22度。 無職のムッタは日頃の働き度が低かったのですね。
この言葉を聞いて、ヒューストンに行くまでの間、ムッタはバイトをすることを決意したのでした。
【手島 有利】自分のやりたい事には 逆らえません
僕は 自分の父には逆らえますが 自分のやりたい事には 逆らえません
手島 有利
-5巻#44 親父と息子とムッタクロースより-
B班1位で3次試験を合格した手島の言葉です。
宇宙飛行士を目指した父を持つ手島の「有利」の由来はユーリ・ガガーリン。 息子に宇宙飛行士になってもらいたいという思いから父親が名付けたのでした。
父の期待も背負って受験をしていた手島ですが、閉鎖空間でケンジや北村との地球外生物の話を通し、自分の夢は「地球外生物を発見すること」と気づきました。
【南波 六太】弟を応援してやること それが私の仕事だ
弟を応援してやること それが私の仕事だ
南波 六太
-5巻#48 マッハの弟より-
最終試験までの間、せりかさんやケンジは自分の仕事をちゃんとやっているのに対し、自身はアポとたわむれながらただ待つしかないと落ち込むムッタ。
しかしヒビトが運転するT-38のジェット機が上空を通過するのを見て「今は弟を応援することが自分の仕事である」と再認識するのでした。
最後に
今回は宇宙兄弟の3〜5巻の中から個人的に印象に残ったシーンを取り上げました。
3次試験の閉鎖空間は多くの名言や印象的なシーンが登場するため、個人的神回でもあります。
宇宙兄弟の面白さはどんどん加速していきますね。
次回は6巻以降をまとめたいと思います。